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前回カナの養子縁組が成立して、乳児のタダシ一人になったシェイド孤児院。
まだまだ慣れない育児に振り回されているミサキ院長ですが、やはり子供が好きなのか、大変ながらも子供に囲まれた生活をエンジョイしているようです。
それでは、今回もお話を進めていきます♪
4年目夏の月曜日
今日は新しい孤児のお迎えです。
今朝のタダシはすっきりと目覚めた様子。
タダシのお世話に追われているミサキ院長ですが……
いったんタダシが眠った後、請求書を支払ったタイミングで、タダシをデイケアに預けてお迎えに行くことにしました。
2なので幼児をお迎えします!
33人目の孤児(通算)
お目々がくりくり♪
多くの孤児を受け入れてきたシェイド孤児院ですが、特質がお茶目な幼児って初めてかもしれません!!
まぁ、自立心旺盛な子以外は……
い き な り おまるトレーニング!!!!
なんですけど。
恒例とか名物とか通りこして、もはや伝統となりつつある?w
ミサキ院長はアサミとタダシのお世話を交互にしながら、眠気とも戦っています。
現実でもこれぐらいの時が一番きついんじゃないでしょうか。
離乳食のスプーンをつかむことができたので、フィンガーフードも試食して……
無事、離乳食3種+フィンガーフード1種が試食できました♪
ミサキ院長は、安堵しながらダイニングへと行くと、ちょうどアサミがご飯を食べ終わったところでした。
アサミとおしゃべりしようと思ったのですが、相当眠かったらしく、そのままテントで眠ってしまいました。
ミサキ院長は、アサミの様子を伺いつつ、幼児部屋でしばし時を過ごしていました。
ちなみにミサキ院長は本の虫なので、本を読むのが大好きです。
一日に何度かは、こうして本を読みます。
いつか誰にも気兼ねなく本を読める日は、きっともうすぐくる。
だから今は、マナ院長のやり残したことをやり遂げなきゃ。
大丈夫、きっとできる。
ミサキ院長は自身を鼓舞するように頷いたのでした。
4年目夏の火曜日
今日は養子縁組の受付日です。
今日もミサキ院長、朝からてんやわんや。
タダシのおむつを替えていたら、アサミが向こうからミサキ院長を呼んでいます。
「今行くよ~、タダシ、ここで遊んでてね」
タダシがプレイマットで遊んでいる間に、今度はアサミのおまるトレーニング。
今度は向こうでタダシがぐずり始めたので
「アサミ、ちょっとタダシ見てくるからね」
タダシがやっと寝たかと思うと、
「うわーーーーーん!!!!!」
アサミ、おまるを失敗してしまって大泣きです。
ミサキ院長、どうにかアサミをなだめて、文字絵カードや入れ子ブロックを教えていたんですが。
アサミには厳しい人と思われてしまいました。
しかも何を食べても「嫌い!」というので、ミサキ院長も困ってしまいました。
ここまでに分かったアサミの悩みは、
・抱っこが嫌い
・偏食
(なだめたくても抱っこすると怒るし、なんでも嫌いっていうし、どうしたらいいんだろう……?)
ごはんがまずくて悲しい思いを引きずりながらお昼寝をするアサミなのでした。
明日が誕生日のタダシ、通知が来ていました。
(明日までにハイハイできるようになるかなぁ)
アサミがお昼寝している間に、とタダシのハイハイの練習です。
おむつ替えに失敗しても
ハイハイの練習。
功を奏して、タダシがハイハイできるようになりました!
自力でハイハイして、入れ子ブロックで遊び始めました。
無事、明日にはお誕生日を迎えられそうです。
アサミがお昼寝から起きだしたと思ったら、おもちゃ箱のおもちゃで遊び始めました。
どうやらドラゴンのおもちゃが好みの様子。
「がおーっ、がおーっ」
ずっと楽しげに振り回しているアサミなのでした。
今日、ミサキ院長への養子縁組の連絡はありませんでした。
4年目夏の水曜日
今日はタダシの誕生日。
タダシが目覚めたらすぐに、ケーキでお誕生日のお祝いです。
特質はおとなしいになりました。
よちよち歩きがかわいいですねっ♪
ですが、そんなことはお構いなし!!
い き な り おまるトレーニング!!!!
ひとりでもできるようになったアサミと並んでトレーニングです。
タダシ、早速失敗してしまいまして、このとおりです。
マナ院長が降臨してきたのかと思うぐらいの形相!!
(いけない、いけない)
少し早めのお昼寝をさせて落ち着かなきゃ、と二人を寝かしつけて。
リラックスタイム~♪
キヨミからの電話に出たら、オリヴィアと友達よりも親しくなりたいっていう相談でした。
オリヴィアとは話したことがあったので、大丈夫だと思うわ、とミサキ院長は丁寧に返事しました。
いつの間にかお昼寝から起きだした二人は、テントで遊びだしましたよ。
今日判明したタダシの悩み。
・抱っこ大好き
・食欲旺盛
・音が大好き
アサミとは対照的な、ある意味やりやすい悩みではありますね。
(子どもにもいろいろ悩みがあるのね……)
ミサキ院長、一人ひとり、ベストな対応は違うことがよくわかったのでした。
結論。
寝ているときが一番かわいい。
身も蓋もないけどねwww
4年目夏の木曜日
今日は養子縁組の受付日です。
朝ごはんを食べながらおしゃべりしているアサミとタダシ。
ぺろりと平らげて楽しそうなタダシを尻目に……
(これもきらい~;;)
半分ほど残してしまったアサミのお皿をみて、ミサキ院長、小さくため息をつきました。
もちろんそんなことにはお構いもなく。
「だっこ! だっこ!!」
タダシ、早速のおねだり。
かたや朝ごはんがおいしくなかったことを引きずって、入れ子ブロックをつまらなさそうにいじくるアサミ。
でもちょっと時間はかかったけれど、どうにか立ち直っていましたよ。
「あそんでほしいの~~~」
ミサキ院長に遊んでもらったアサミ、すっかりご機嫌もなおっていました。
(はぁ、案外重いのね……? 高校生の時は平気だったのに)
ちょっとお疲れ気味のミサキ院長、スマホの着信に気づき折り返しました。
「あ、お世話になっています。シェイド孤児院ですけれど……」
電話の相手は行政の人。養子縁組の希望があったとのことでした。
早速、ミサキ院長がサイコロを振ります。
1,2:アサミ、3,4:タダシです。
3なので、タダシの養子縁組が成立しました。
「タダシ、あたらしいおうちでもいいこでね♪」
初めて誕生日をお祝いした子が巣立っていく淋しさと、新しいお家が見つかったうれしさ。
とても複雑な思いでタダシを抱きしめるミサキ院長。
(マナ院長もこんな気持ちだったのかな?? もっといろいろ聞いておけばよかった)
もうこちらに向かっているという話だったので、今は感傷に浸っている余裕なんてありません。
タダシは、新しい両親に大事そうに抱っこされて、ハマダ家に引き取られていきました。
ミサキ院長、小さくため息をついて、アサミの待つお部屋へと戻っていきました。
ここはいつもと変わらない風景。タダシがいなくなって、ひとりおまるトレーニングをするアサミの様子を見てから
明日こそはおいしく食べてほしい、と懸命にお料理をするミサキ院長なのでした。
チャレンジ達成まで11/40
では今回はこのあたりにいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
よろしければ次回もお立ち寄りください。
~次回に続く~
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