2024年9月30日月曜日

孤児院チャレンジ#33 いつかきっと

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前回、タダシの養子縁組が成立し、アサミひとりとなったシェイド孤児院。
「ここのところ絶えず養子縁組の申し込みをいただいて、とても嬉しいです。まだまだ慣れませんが、これからもよろしくお願いいたします」とはミサキ院長の弁。


4年目夏の金曜日


アサミは、朝からすっきりと起きておまるを使っていますね。


そして今朝がた3つ目の悩みも判明しました。


早起き、なんですって。
それ悩みなのかと思うのは私だけ?w

「アサミ、今日はおさかなだよ♪」
「……やぁだ……」


ミサキ院長は、一生懸命話をしました。
「アサミ、好き嫌いしてるとおおきくなれないよ?」
「でもきらいなんだもん!」


アサミはいやいやながらもようやく半分ぐらいを食べました。
(困ったわ、このままじゃ空腹すぎて施設に搬送されてしまう。でも無理強いもダメだし、どうしよう)
ミサキ院長はほとほと困り果ててしまいます。

二人きりでどんどん関係が煮詰まってくる気がしたので、
「アサミ、お風呂入る?」
「はいる~♪」
気分を変えてみようと、アサミをお風呂に入れました。


夏のお洋服に着替えさせてもらって、気分は上々のようです。


髪型がめっちゃ可愛い♪

アサミがご機嫌になったところで、ミサキ院長はアサミをデイケアに預けて新しい孤児のお迎えへと行きました。

なので、子供をお迎えします!



35人目の孤児(通算)


クリエイティブな天才は、GWTで追加された特質で、創造性スキルと精神スキル両方を求められるマルチスキル願望ですね。
まずは創造性スキルを鍛えてもらいましょう。


テレビ見ながらおもちゃで遊ぶとは、めちゃめちゃ器用ですよね。
ポテンシャルを感じます。

ミサキ院長は安心したように微笑んで、アサミのスキルを鍛えに戻ります。


「これは?」
「え~とぉ……」
答えを覗き込むように体を傾けるアサミに、ミサキ院長は優しく声を掛けます。
「間違ってもいいから、いってごらん?」
「う~んとぉ……」

疲れたのかアサミがぐずりだしたので、お昼寝をさせます。


(私、そんなに厳しいかしら……?)
ミサキ院長は小さくため息をついたのでした。

ひと息つこうとダイニングに来てみたら、ひらめきが暴走したらしく、ヨウヘイが散らかしていました。
「ヨウヘイ、こんな風に散らかしちゃダメ。お掃除してね」
「……はい」


「ちょっと厳しかったかもしれないけど、大切なことだからね、次からは気を付けてね」
「はい……ごめんなさい」


「さ、ごはんを食べたらもう寝なさい、今日は疲れたでしょ」
ヨウヘイが少し眠そうにしているのに気付いたミサキ院長、ヨウヘイを部屋に案内しました。
「えっ、ここが僕の部屋?」
ヨウヘイは目を輝かせて、部屋の隅々を見渡します。
「そうよ、ここは小学生以上は個室なの。実は私もここの出身で、前の院長が一人部屋に改装してくれたの。うれしかったなぁ」
「すごいや、ありがとう、ミサキ院長」
洗いたてのシーツで整えたベッドで、ヨウヘイはすぐに眠りについたのでした。




4年目夏の土曜日



今日も朝から恨めしそうに食べ物を見つめるアサミ。


昨日から入所したヨウヘイとも一緒に朝ごはんを食べます。


今日はおなかが空ききっていたらしく、アサミもぺろりと平らげてくれました!


「アサミ、お兄ちゃんと遊ぼう?」
ヨウヘイがアサミと遊び始めたのを見届けて、ミサキ院長はPCに向かいます。



びっくりスポーツしてる!w

その時スマホに通知が来ました。
小学生以下の受け入れ希望があるということで、ミサキ院長はサイコロを振りました。


1,2:ヨウスケ、3,4:アサミですが、2が出たのでヨウスケの養子縁組が成立しました。


ちょうどアサミと遊び終えて、ヨウスケがこちらにやってきました。


「ヨウスケ、昨日来たばかりなんだけど、新しいお家が決まったわよ」
「えっ、そうなの? じゃ、もう帰れないんだ……」
静かにうつむくヨウスケに、ミサキ院長は優しく語りかけました。
「ヨウスケは、前のお家に帰りたかったの?」
「……だって、父さんと母さん、いつもケンカしてて……僕がいないと……」
「そっか、お父さんとお母さんが心配なのね。ヨウスケは優しいわね」
「……ううん、僕、優しくなんて、ない……」
「本当に戻りたい? ここでは本当のことを言っていいのよ」
ヨウスケは何も言えずにうつむくばかりです。
「答えられない、それが答えよ。新しいお家にいって、幸せになりなさい。ヨウスケにはヨウスケの人生があるんだから」
「……ありがとう……」
ミサキ院長はそれ以上何も言えなくなってしまって、ただ優しくヨウスケをハグしました。ヨウスケはまるでかつての自分のようで、他人事とは思えなかったのです。


ヨウスケは何度も頭を下げながら、ロブレス家に引き取られていきました。



(そうか、私もこうして癒されていくのかもね……)
ミサキ院長にとって、この仕事はかつての自分と向き合うことでもあるのです。


テレビのアップグレードをしているところに、お昼寝から目覚めたアサミが来ました。
「あそんで~!!」


さっきよりは上手に答えられたアサミをぎゅうっとハグしました。
血がつながっていなくても、上手に言えても言えなくても、こんなにいとおしいのに、どうして……。

今のミサキ院長には、まだ答えが見つけられないのでした。


そういえば、昨日クミからアイバヨウヘイさんが好きになったって連絡が来てたんだっけ。
(私も、愛する人ができたらわかるのかな)

ふと、テレビの前のテーブルのミサンガセットが目に入り、ミサンガを作り始めます。
(今はそれどころじゃないけど、いつかきっと誰かを好きになる日が来るかもしれないから)

大事に作ったミサンガを、持ち物の奥深くにしまい込んだのでした。


4年目秋の日曜日



今日はいたずら祭りと寄付金の受取日です。
といっても、いたずら祭りは毎度のごとくスルーするよりほかありません。
この時点で悲しいムードレット確定でシムたちが気の毒なので、違う内容に置き換えてみてもいいのかもしれませんね。


今日も今日とて、アサミと一緒に朝ごはん。
偏食の子でも食べてくれるごはんはないのでしょうか。

朝ごはんを食べてからは、アサミと遊ぶ時間を取っているミサキ院長。
「べろべろばぁ~~~~」
「あははは!!!」


アサミ、お茶目な子だからか、とっても喜んでくれるので、ミサキ院長も張り切って変顔をするみたいですw

その後本を読んでみたいというので、絵本に初挑戦です。


楽しいのかな?w


誕生日のお知らせも来たので、アサミはいよいよ明日子供に成長します。



ヨシキから珍しく連絡が来て


ヨシユキさんのことがわからないので、なんでもやってみるもんだよね、と勧めていたミサキ院長です。


そして、超お久しぶりのカズヤが訪ねてきました。



ミサキ院長とカズヤは一緒に在籍していた期間はないのですが、まだヨシカズが在籍していたので、そのころから顔見知りではありました。
共通の話題、マナ院長の思い出話をたっぷり語り合ったようです。


カズヤと仲良くなれたからか、がんばり屋さんが好きになったみたいですね。


(やっぱりマナ院長って偉大だなぁ……)
スライダーの話を聞いてもそう思えるミサキ院長。
よほどマナ院長を尊敬しているのでしょうね。

今日受け取った寄付金は2万シムオリオンでした。



チャレンジ達成まで10/40 

では今回はこのあたりにいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
よろしければ次回もお立ち寄りください。


~次回に続く~


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