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盗み癖以外は、本当にいい子なんですけど、ねぇ、とはマナ院長の弁。
さて、今回はどんな出来事が待ち受けているのでしょうか。
お話を進めていきたいと思います♪
3年目冬の月曜日
ナツコは初登校恒例のマナ院長の手作りサンドウィッチを手に登校していきました。
朝からヒナのデートの報告にあてられつつ、サイコロを振ります。
4なので、新生児をお迎えします!
30人目の孤児
サトシ・シェイド
新生児
「初めまして、サトシ、今日からここがおうちよ☆」
サトシを見つめるマナ院長。もはや貫禄すらあります。
そして、お世話の合間に絵を描く余裕もあります。
しばらくして、学校組が帰ってきました。
二人とも成績はステイ。
まぁ、ナツコは今日が初登校だし、カツキもBに上がったばっかりだし。
あちゃ~……ナツコ、しっかり(?)盗み癖を発揮してきたようです。
(後で返させないといけないわね)
そんなことを考えつつも、達人級の新生児のお世話を披露。
あああ、首、首っ!
サクッと宿題を済ませた後は、二人で夕ごはんを食べています。
なぜか食器をもってうろうろしていました。
そこに通りかかったカツキが興味津々にナツコを観察しています。
「こら、カツキ、ナツコ! 夜にうろうろしちゃダメでしょ!」
何を企んでいたのか、それともたまたまだったのか。
なんにせよ部屋に連れ戻されてしまった二人なのでした。
3年目冬の火曜日
今日はサトシの誕生日と、養子縁組の受付日です。
まだまだ定員に余裕はありますが、一刻も早く養親さんを見つけたい。
たとえ短い期間であっても、それがこの子たちの幸せになると信じていよう。
マナ院長、ミサキの気持ちを聞いてから、ずっと考えていたのです。
自分のしていることが、本当に正しいのかどうかを。
(本当に正しいかなんて、だれにもわかりゃしない。神様でもない限りは。だから、私もミサキも間違っていない。それでいいわよね☆)
登校前にチェスをして集中力を高める二人を見守るマナ院長。
悩んでいたことなどおくびにも出しません。
子供たちを見送って部屋に戻ると、乳児室の奥から泣き声が聞こえます。
サトシが起きたようですね。
「おはよう、サトシ☆」
お世話をしてもらって上機嫌になったサトシ。
タイミングよく通知が来たので、成長させます♪
Happy Birthday!!!!!
特質は陽気になりました。
早速うつ伏せ遊びしましょうね~、と床にうつぶせにさせると……
床に下ろされて、めっちゃ怒っています。
(甘えんぼさんなのかな)
マナ院長にあやしてもらってすっかりご機嫌さんに。
マサミチが訪ねてきて、対応しているうちに……
遊び疲れて眠ったようです。
ああ、「寝るときも一緒」の悩みです。
これ、ほんとに全然寝てくれなくて、大変なのです。
ベビースリングで眠らせようとしても、マナ院長がベッドに寝かせてしまうので、実質抱っこして眠らせるしか方法がありません。
(困ったわ……今は小さい子がサトシ一人だからまだましだけど)
内心困りながら、マサミチと語らうマナ院長。
その時、ファンファーレ!
学校組の帰宅ですね。
今日もタツヤが遊びに来ていました♪
カツキがA評価、ナツコがB評価の小学生になりました。
ふたりとも、おめでとう!!
でも、持ち物を見てもなくて、いったいどこに?と思ったら、世帯の所持品の中にありました。
(こんなものまで盗むなんて……どうしたらいいんだろう)
マナ院長、途方に暮れてしまいました。
「あら、タツヤ、いらっしゃい☆」
タツヤから声をかけられて、反射的にハグしていますね。
「ナツコ、ちょっといらっしゃい」
声をかけた瞬間、マナ院長のスマホにメッセージが届きました。
『小学生以下の受け入れ希望があります』
「ナツコ、ちょっと待っててね」
いうが早いか、サイコロを振るマナ院長。
1,2:カツキ、3,4:ナツコ、5,6:サトシです。
3なので、ナツコの養子縁組が成立しました。
「ナツコ、新しいお家が決まったわよ☆」
「やったぁ!!!!!」
ナツコはうれしさのあまりか、マナ院長に飛びつきます。
「ちょ、ちょっと、ナツコ……」
老いた身にはきついものの、ナツコの喜びを受け止めるマナ院長。
「ナツコ、幸せに、ね☆」
嬉しそうにするナツコに、盗み癖のことをどうしてもいい出せなかったマナ院長。
せめてもの気持ちを込めてナツコを抱きしめたのでした。
ナツコはマスダ家に引き取られていきました。
今日も遊びに来たタツヤは、サトシを楽しませようとしてくれています。
「いないいないばぁ!!!」
眠そうなのでベッドに入れたのですが……
案の定、サトシはベッドで眠ってくれません。
「困ったわね」
「あのマットじゃダメかな? マサミチ兄さんの子供はあのマットだとよく寝てた気がする」
タツヤはプレイマットを指さしています。
「本当に? 試してみようかな☆」
「ありがとう、タツヤ、助かったわ」
「ううん、あ、俺、もう帰る。マサミチ兄さんが心配してたらいけないから」
タツヤは照れて走って行ってしまいました。
マットだと寝ると知っているなんて、マサミチの子供の面倒もよく見ているのでしょうね。
その日の夜、仕事終わりにミサキが遊びに来てくれました。
カツキはミサキに甘えて寝かしつけを頼んでいます。
マナ院長も心なしかいつもより楽しげに、ガーデニングしながらミサキと語らっていました。
タツヤがコツ(?)を教えてくれたから、また夜中にサトシが起きても平気です。
(またこんなのが入ってるけど!?)
サトシのおむつから、馬のおもちゃが出てくるのだけは解せないようですが。
サトシは、うつ伏せ遊びでしっかり頭を起こせるようになりました。
日に日に成長するサトシを見つめるマナ院長なのでした。
3年目冬の水曜日
今日は一年に一度のお楽しみ、冬祭りです♪
ホリデーで学校はお休みだけど、待ち遠しくってカツキがめちゃくちゃ早く起きだしてきました。
プレゼントはドールハウスです。
大喜びするカツキの声が、サトシのお世話をするマナ院長の耳にも入りました。
(ふふ、私ももらおうっと☆)
マナ院長には、超デジタルカメラ!!!
そりゃ、嬉しくてたまらないですよね♪
日頃子供たちの養育を頑張っているのだから、せめてものご褒美だったのでしょう。
料理を作りながらもうきうきしていたら、カツキが手伝いにきました。
(前もミサキと手伝ってくれたなぁ)
ほんの少し前のことがずっと前のように感じて、懐かしい気持ちがどんどんあふれてきます。
そして二人だけのご馳走会。
「すんごくおいしい……♪」
「ほら、いい匂いもするでしょ☆」
マナ院長の作るご馳走は、二人の心に残るおいしさだったようです。
「あらあら、おっきしたのね☆」
サトシの泣き声に気づいたマナ院長、サトシのお世話をしています。
サトシのげっぷコレクション♪
練習の甲斐あって、お座りができるようになりましたので、早速ベビーフードの試食です。
本当に目覚ましく成長してくれてますよ、とマナ院長。
夜にはミサキがやってきて
「ホーッホッホッホゥ」
ファーザーウィンターのような大笑い。
陰気な特質のミサキには珍しい光景です。
カズヤから連絡がきて、マコトと仲良くしたいって、兄弟なんですけどねw
もちろん、いい人だよ、と答えておきました。
そんなこんなで楽しく過ごしていた矢先。
マナ院長に残された時間は、あとわずかだという知らせです。
マナ院長は、久しぶりにゆったりとひとり時間を過ごすことができたのでした。
3年目冬の木曜日
今日は養子縁組の受付日です。
サトシが一晩中眠ってくれたのはいいのですが……
お む つ が 大 変 !💩
なので、即泡風呂に入ってもらいましょう。
お風呂に入ったら、上機嫌になったサトシ。
マナ院長が腹ごしらえをする間はプレイマットで遊んでいてもらいます。
マイルストーンの達成のために、ハイハイの練習をいっぱいなくちゃ、とマナ院長も大奮闘。
ひとりになってしまって宿題クラブが開けないので、マナ院長がカツキに宿題を教え……
サトシのおむつを換えれば、また馬のおもちゃが出てきて……
カズヤからはマコトと仲良くなったと報告を受け……
てんやわんやでいつも通りのシェイド孤児院です。
おそらく、マナ院長はその生涯を閉じるまで、こんな調子なのでしょう。
それが彼女の選んだ人生そのものなのですから。
チャレンジ達成まで16/40
では今回はこのあたりにいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
よろしければ次回もお立ち寄りください。
~次回に続く~
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