2024年12月10日火曜日

孤児院チャレンジ#46 ◯の心、◯知らず

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ルール説明はこちらからどうぞ 


いよいよあとふたりとなった前回は養子縁組が成立せず、在籍児が二人増えたシェイド孤児院。
今回でまた1人増えることが決まっていて、もし一人も養子縁組が成立しなかった場合は次回フルハウスになってしまいます。
一方、今回二人の養子縁組が成立すれば、一気に最終回となります。
はたして今回が最終回となるのか、来週フルハウスなのか、はたまた普通にあと一人となるのか、今回もお話を進めていきます♪

今回からKids Room StuffとToddler Stuffを導入しました。


6年目春の月曜日



今日はアオイのお誕生日。新しい孤児の受け入れ日でもあります。

ここのところずっと、どんよりとした孤児たちの姿しかお見せできていないですが、それぞれが悲しみを払しょくしようとしてもどんどん訃報が入ってきてしまって、もう追いつかない状態です。


さらにサクラは、おまるを失敗してしまい、関心まで下がってしまって、悲しみのトリプルパンチです。


「サクラ、どうしたの?」
ミサキ院長が聞いても、しくしく、えんえんと泣いてどうしようもありません。
(かくなる上は……)
ミサキ院長、家族志向の特質持ちの技(?)、「なだめる」を繰り出します。


結構失敗することもあるのですが、今回は成功です♪
まだ悲しげではありますが、ずいぶんましになったようで、文字絵カードをおねだりしてきました。


そこへ、学校から連絡がありました。
ショウゴが不適切な絵を描きました、という報告です。


(後でちゃんと話さないとね)
そう思いながら、サクラとケンスケをデイケアへ連れていく準備をしていたら。


「そうだ、アオイのお誕生日だったわね、帰ってきたらケーキも焼かなきゃ」
ふたりの手を引いてデイケアへと向かい、新しい孤児のお迎えへと急ぎます。

が出たので、子供をお迎えします♪




「リサ、よろしくね♪ 今日からここがお家と思ってね」
新たに迎え入れたリサと門をくぐろうとしたとき、学校組が帰宅しました。



ノブヒコとショウゴは成績が上がったみたいです。
ふたりともおめでとう!!!

ただ一人アオイが浮かない顔をしていると思ったら……


好き嫌いを起こしていました。
といっても今日ティーンに成長するので消えますが;

玄関前で鉢合わせしたので、学校組が一気に新しい兄弟への感情があふれたようです。


ノブヒコはそもそもティーンの情緒不安定で意気消沈しているところに、さらに悲しくなっているので、何も言わずに自らジョギングしに行ってしまいました。


アオイはというと、ひそかに怒っていますし、ショウゴは年の近い妹ができて、素直に喜んでいるようです。

リサ自身は、なかなか引っ込み思案でなじめない様子。静かにおもちゃで遊んでいたと思ったら、宿題を始めました。


(あの子はまるで子供のころの私みたい……)
今でこそ「陽気」なミサキ院長ですが、子どもの頃はよくさめざめと泣いてはマナ院長を困惑させていたのでした。

「宿題しているの? えらいわね」
静かに声をかけて、宿題を教えます。


「ねえ、ノブヒコ兄ちゃん、また妹が増えたのよ」
「わかってるよ、仕方ないだろ、ここは孤児院なんだから」
「私だってわかってるわよ! でも、今日は私の誕生日なのに!!」
アオイは自分の誕生日が忘れられているのじゃないかと、不安でたまらなかったのです。


その後もミサキ院長は大忙し。
幼児組のお世話もしなくてはなりません。



やはりなかなかなじめないリサは、ジャングルジムで遊んでいました。


その日の夜。
「アオイ、待たせてごめんね。 お誕生日おめでとう♪」
アオイはミサキ院長が用意してくれたケーキのろうそくを吹き消しました。



奇しくもアサミとほぼ同じ髪型になりました。

その日の深夜のこと、ようやくミサキ院長が「中年の危機」を脱したのでした。




6年目春の火曜日



今日は養子縁組の受け付け日です。

今日も朝から、リサは憂鬱になってしまっています。

ーーーーーー

(私、どうしてここにいるのかなぁ)
昨日までいた施設には、優しい先生もいたし、お友達だっていた。
別に嫌じゃなかったのに。


ここの先生も嫌いじゃないけど、けど……なんか違う。
もちろん違うのはあたりまえだってわかってる。
いきなり行き先が決まってどこかへ行ってしまう友達を見送ってきたし、くよくよ悩んだって何も変わらないことだってわかってる。
(仕方がないから学校へ行こう……)
一つため息をついて、ベッドから身体をはがすように起き上がった。
唯一前のところよりいいのはこのふかふかのベッド、そして一人で眠れること。
ベッドは寝心地が良く、いい匂いがしていて、ずっと悩んでいた同部屋の子の寝言で飛び起きる心配もないし。

廊下へ出るとミサキ院長が声をかけてきた。
「リサ、これ持っていきなさい」
茶色い紙袋からはおいしそうな匂いがする。きっと院長が作ってくれたのだろう。
ほんの少し残ったぬくもりが袋の底から伝わってくる。
(ここも……案外悪くないかも……?)
「ありがとう……いってきます」
そういって孤児院から学校へ向かった。

ーーーーーー

その頃アオイとサクラが楽しげに話していて、ジョークチームの関係になっていましたし、ノブヒコも何やら楽し気にミサキ院長と話していました。



ミサキ院長もリサのことを気にはしていましたが、あまり気を遣いすぎるのもよくないだろうと、そっとしておいたのでした。

けれど、リサは登校初日からいろいろあったようで、ミサキ院長はその対応に追われます。


(おとなしいと思うんだけど、案外はっちゃけるのかしら? まぁ多少なら問題ないけど)
中年の危機を脱したミサキ院長、もはや怖いものなどないのかもしれません。

ミサキ院長、ケンスケのおまるトレーニングをしようとすると、厳しい関係になってしまいました。
(もう何をしても厳しいって言われるなら、気にしないんだから!)
そういいつつ結局は気にしているミサキ院長です。


そうしているうちに、学校組も帰宅しました。
みんな成績は変わらずのようです。


今日も学校帰りにリコが遊びに来ました。

それぞれが思い思いに過ごしていますが、やはりどうしてもにぎやかになるシェイド孤児院になじめないリサ。


その時、ミサキ院長のスマホが鳴りました。
「小学生以下の受け入れ希望があります」



ミサキ院長が、ゆっくりとサイコロを振りました。
(1ならショウゴ、2はリサ、3はサクラで4はケンスケ)


なのでリサの養子縁組が成立しました。


「リサ、昨日の今日なんだけど、また新しいお家に行くことになったの」
「えっ……? 新しいお家?」
「そうよ、あなたを養子として引き取りたいってお家があるのよ」
「はい……」
程なくして荷物を持って現れたリサをみて、何かを悟ったミサキ院長は、リサの背中にそっと触れながら、優しく話しかけました。
「リサ、元気でね。たった一日だったけど、リサのこと、忘れないからね」
「はい……ありがとうございました」


リサはイシヤマ家に引き取られていきました。


いよいよあとひとりにまで迫ってきましたけど、ミサキ院長のすることはいつもと同じ。
日々孤児たちと向き合っていくだけです。





6年目春の水曜日



今日は特に予定のない日です。

明け方に歯がぐらぐらになったショウゴはせっせと歯磨き。


何度も磨いたので、学校に行く前に歯が抜けてしまいました。


ノブヒコやアオイと朝ごはんを食べ、身支度をして、時間になったので二人とともに登校していきました。
もう、しっかりと生活していけるようになりました。


ミサキ院長はそのころ、マサトシから電話がかかっていました。


「好きになっちゃったみたい」とはどストレートというか、何というか。
好きなら行くしかないでしょ! と背中を押したミサキ院長。
(私もいつかきっと……)
そう思いながらいろんな人の背中を押してきたのです。
果たしてミサキ院長の番が来るのはいつなのでしょうか。


その日のお昼ごはんの後。

ミサキ院長がソファでくつろいでいたら、笑い声が聞こえます。


サクラとケンスケが何やらいたずらでもしようと思ったものの、サクラがついつい笑ってしまった、というところでしょう。

ふたりは交互に遊んでもらって大満足です。


下校の時間にはファンファーレ。

ショウゴがA評価の小学生になりました。
おめでとう、ショウゴ!!!🎉🎉🎉


今日はクミとリコ、アサミが遊びに来てくれました。

楽しそうに語らうミサキ院長たちの会話に入っていけないショウゴです。



というのも、ショウゴは甘えたいお年頃になってしまったのでした。
更には歯もぐらぐらです。


そんなことを知ってか知らずか、トレーニングに精を出すミサキ院長なのでした。



6年目春の木曜日



今日は養子縁組の受け付け日です。

平日の朝から、リビングダイニングでくつろぎながら、それぞれが自分の支度をしています。
ケンスケも加わって、とっても楽しそうですね♪


サクラの姿が見当たらないので何をしているのかというと、サクラはまだこの時間にはねんねしていましたが、起きたらなぜか元気全開で……


走り回ったり、お気に入りのヘリコプターで遊んだり。
サクラが1週間ほど前にここへきてから、始めて遊んだおもちゃがヘリコプターでした。
その頃はなかなか「ヘリコプター」と言えなかったのに、今ではちゃんと言えるようになりました。あっという間に成長していくんですね。

そして学校組が登校してから、↓の通知が来ました。


サクラは明日、誕生日を迎えるのです。
そしてもう一人、ミサキ院長も明日、シニアになります。


庭先には、一人佇むミサキ院長の姿。
(私もいよいよシニアになってしまうのね……間に合わなかった、かも)


かたや幼児たちは、テントでのごっこ遊びに夢中の様子。
この角度からは見にくいですが、ケンスケはテントの窓の枠をゆすって大きな声を出しています。
多分大人が海の怪物役になれるので、怪物との戦いごっこなのかもしれませんね。

ふたりでも充分にぎやかなのに、学校組がファンファーレ付きで帰ってきました。



アオイがA評価の高校生になりました。
おめでとう、アオイ!!

その時、ミサキ院長のスマホが鳴りました。
「小学生以下の養子縁組のご希望が届いているんですが」


ミサキ院長、正真正銘、これが最後のサイコロです。
1,2:ショウゴ、3,4:サクラ、5,6:ケンスケで
6面ダイスを振ります。


6!
ケンスケの養子縁組が成立しました。

ミサキ院長は、滑り台で遊ぶケンスケを呼びました。


↑Toddler Stuff Packの滑り台です♪

「ケンスケ、あたらしいおうちでも元気でね♪」


ケンスケはゴス家に引き取られていきました。



8×5=40

40人の養子縁組が成立し、孤児院チャレンジ、クリアとなります♪

かかった日数は145日、受け入れた孤児は47人、養子縁組が不成立のまま卒業した孤児は4人でした。

最後に残ったシェイド孤児院のメンバーを紹介します。


左からアオイ、サクラ、ミサキ院長、ノブヒコ、ショウゴでした。

マナ院長とミサキ院長、そして孤児たちの紡ぐ物語をお読みいただき、ありがとうございました。


~孤児院チャレンジ・完~ 




今後の投稿の予定ですが、年内は期間限定イベント「コージー・セレブレーション」のみとなりますことをご了承いただければ幸いです。

また、下記YouTubeチャンネルで、シムズ4の動画をマイペース更新しておりますので
良ければ見ていってください。



最後までお読みいただきありがとうございました。




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